第16回福島ツアー報告2016年

第16回 福島ツアー 2016年9月11日(日)~16日(金)

でんでらキャラバン in 福島 としては5回目。6日間で11会場13公演でした。
≪ ≫内は所在地です。

9/11(日)
★14:00 桑折町駅前団地集会所≪伊達郡桑折町≫

昨年伺った桑折町の仮設住宅集会所とは別で、
こちらは浪江町と桑折町の被災者が入居できる災害公営住宅の集会所。
昨年6月に入居が始まり、全47戸すべて入居済み。
(内35戸は浪江町の方、12戸は桑折町の方が住んでいらっしゃいます)
昨年は仮設住宅に取り残された、引きこもりがちの高齢者が大半で福島テルサFTホールが今年は子供からお年寄りまで様々でした。
自治会長さんがでんキャラのロゴなどカラープリントして会場を飾って迎えてくださいました。
椅子48席+若干立ち見で、前の方に子供が10数人。
今年スタートのこの会場から、
シズリン・関島・張・松井+パーカッション:安斎・安富・相澤で「おせなか音頭」に初チャレンジ。


桑折町駅前団地集会所

9/12(月)
★ 10:00 川俣町 富田幼稚園(川俣幼稚園・川俣南幼稚園と3園合同)≪伊達郡川俣町≫

FBなどを通じて、でんでらキャラバンに連絡をくださっていた今泉君枝さんのご紹介で初訪問。
バスで川俣幼稚園と川俣南幼稚園の園児たちも富田幼稚園に集合。
富田幼稚園にのみ3歳児がいてバス移動が困難なため、こういった措置に。
3園全体で3歳~5歳の園児98名、職員と補助員10名、教育実習生2名で観てくださったそうです。
この朝、花柳さんが張さん宅まで迎えの車をだしてくださったことから「おせなか音頭」を急遽浴衣で踊ってくださることに。
カシラも当初はおおたかさんが急遽作ってきた1つだけでしたが、張さん宅でも黙々と制作し、徐々にグレードアップします。


恥ずかしそうに静流さんにプレゼントを渡す園児
          
★14:30 川俣町 放課後児童保育施設「わいわいクラブ」≪伊達郡川俣町≫
こちらも川俣町の今泉さんご紹介で初訪問。
いわゆる学童クラブで小1~6年の児童が約60名と職員・補助員6名。
保護者も3名観に来てくださっていたそうです。
みんなで輪になって「おせなか音頭」を踊ったりして楽しく過ごし、終わるとちょうどおやつの時間だったので、みんなに混ぜてもらって一緒におやつを頂きました。


みんなで輪になって『おせなか音頭』を踊りました

★川俣町教育委員会教育長を表敬訪問≪仮設の川俣町役場内≫
今泉さんのセッティングで、川俣町教育委員会の神田紀(おさむ)教育長と全員で面談しました。
今泉さんは、震災直後から子供たちの放射能対策について神田さんに直接かけあってこられたそうです。
元理科の教諭だったという神田さんも、あらゆる数値を測定し、できるだけ公表するようにしてきたとおっしゃっていて、給食の放射線量測定結果など逐次公表されています。(ご参考 http://www.town.kawamata.lg.jp/soshiki/8/
川俣町には飯舘村関連の施設訪問のため何度も行っていますが、線量が高くてまだ住めない山木屋地区と、それ以外の普通に生活している地域に分断されてそこに暮らす方々のいろいろな不安や迷いがいかに大変だったか、多少でも知ることができて有意義でした。          

9/13(火)
★10:00 いいたて子育て支援センター「すくすく」≪福島市大森字柳下≫

3回目の訪問。木の玩具が沢山ある素敵な施設なのですが、今年はさらに音楽を奏でる遊具が。
22名のお母さん方と27名のお子さん達、センター員2名を含めると計51名。
中には去年も来てくれた親子がちらほら。お子さんが小さいのでなかなか日本語は通じませんがシズリンのパーカッションなどには興味津々で、さわりにきたり叩いたり。
こどもの動きを気にしながらも、お母さんたちが音楽を楽しんでくださった様子でした。

★12:50 草野、飯樋、臼石小学校(飯舘村立3校合併)お昼休み時間≪伊達郡川俣町≫
3回目の訪問。お昼休みなので、全校生徒109名の大半が観に来てくれた感じです。
「でんでらりゅうば」「すっぽんぽん」など定番の曲には「去年もやったね!」と元気に声があがり会場の体育館を走り回ったり、思い思いのスタイルで楽しんでくれました。
35分という限られた時間なので「おせなか音頭」はやりませんでしたが、
この会場から大友さんが参加してくださったので手品も登場し、大喜びでした。
         
★13:25 同 小学校1・2年生の音楽の時間
ここでの音楽の授業も3回目。今回は1年生6名と2年生8名の計14名と先生たち。
幼稚園時も含めて我々と会うのが3回目の子供が多いので、ほとんど友達のような感じで話しかけてきます。
「でんでらりゅうば」の龍をやりたいとのリクエストで、我々も一緒に随分体育館内を走りました。


龍になって走り回る子供たち


「おせなか音頭」の踊りに挑戦する子供たち

ちなみに飯舘村立3小学校合同のこの仮設小学校は2017年度(2018年3月末)で終了します。
現在、飯舘村内の元中学校跡地に保育所・幼稚園・小学校・中学校を集めたエリアを建設中でそこにこの小学校も移転します。
「僕、来年は〇〇小学校に行くので、いないよ」と教えてくれる子もいましたが、川俣町内での学校運営が終わるのを見越して、飯舘村に戻らないという選択をする親御さんが別の小学校に早めに転校させるということのようです。
来年はどうなっていることやら。
   
9/14(水)
★10:30 福島テルサFTホール(福島市内私立幼稚園御招待のみ)≪福島市上町≫

この日からトロンボーンの松本治さんも参加してくださいました。
今年のテルサ公演は大友さんの手品や絵本朗読コーナーもありますし、「おせなか音頭」では花柳沙里樹先生とお弟子さん二人の踊り、安斎陽介君のパンデイロ、そして安富朋子さんのチンドン太鼓も登場し、超豪華版。
午後はこれに佐藤コージ君のディジュリドゥも加わりました。

午前の部は市内の5つの幼稚園から11組の園児、総勢300名が観に来てくれました。
年長組の園児たちが来ているそうで、去年と同じ幼稚園でも皆初めてのこどもたちだったそうです。
終演後はクラスごとに記念写真を撮りました。
物販には下北沢にも来てくれたコットンプロジェクト福島の渡邉真紀湖さんが参加してくださいました。

★14:30 福島テルサFTホール 無料(福島の養護学校御招待を含む)
午後は一般公募の親子連れ、約140名が観覧。
表記の通り、市内の県立大笹生(おおざそう)養護学校の生徒さん140名をご招待していたのですがこの公演の1週間ほど前に校内で職員と生徒のトラブルが発生し、
それが地元紙で大きく報じられ、観覧が叶わなくなってしまいました。
この養護学校には小学部から高等部まであって、知的障がいのお子さんが通っています。
なかなか生の音楽に接する機会がなくて、とても楽しみにしてくださっていたそうなので本当に残念でした。


9/15(木)
★10:00 草野、飯樋幼稚園(飯舘村立2園合併)≪福島市飯野町≫

こちらも3回目の訪問。3歳児6名、4歳児16名、5歳児15名の計37名。
物置に和太鼓がずらりと並んでいるので聞いてみると園児が練習しているとのこと。
ここでの「おせなか音頭」は急遽、園児たちの和太鼓との共演と相成りました。
特色のある幼児教育をということで3年前から5歳児が和太鼓を練習しているそうですが集中力を高める効果があるとか。

★15:00 さくらんぼ森合保育園≪福島市森合≫
午後続けて訪問した二つのさくらんぼ保育園は
この2園で日舞を教えている花柳沙里樹さんにご紹介頂き、初訪問。
0歳~5歳まで各20名のクラス全員と職員で約130名、一時保育の親子連れも多く参加したそうです。
ここでは安斎くんがベーシストとして参加。
元気いっぱいな子供たちで、「おせなか音頭」は大受けでした。
その後の日舞の時間にも子供たちのリクエストで「おせなか音頭」を踊っているとか。

★16:00 さくらんぼ保育園≪福島市野田町≫
森合のさくらんぼ保育園から車で5分くらいの場所にあって、やはり130名くらいが観覧。
こちらはお行儀よく聴く雰囲気でしたが我々の演奏の後、園のカリキュラムで練習しているピアニカと歌を披露してくれました。
福島市出身の作曲家、古関裕而氏作曲の「栄冠は君に輝く」「とんがり帽子」など。

9/16(金)
★ 9:00 いいたて福祉会やまゆり保育園≪伊達郡川俣町≫

1歳児2名、2歳児3名、3歳児1名とそのお母さん方、職員というこじんまりした会場。
「いいたてまでいの会」の菅原美智子さんらメンバーや川俣町の今泉さんも見学してくださいました。
3回目の訪問。去年のことを覚えていて「でんでらりゅうば」を口ずさむ3歳児も。
働いているお母さん方にも観てもらうために、参観日と同じ日に設定して心待ちにしてくださっていたとか。
後日談として、子供たちが「おせなか音頭」をやろうとせがむので職員さんが紙袋でカシラを作って皆で楽しんでいるとのことです。

★10:30 いいたて福祉会いいたてホーム≪相馬郡飯舘村≫
こちらも3回目の訪問。現在の入居者は35名。
普段このホームではカラオケで古い歌謡曲を楽しんでいらっしゃるので、今回は童謡を多めに選曲。
そしてチンドン太鼓も交えて「おせなか音頭」をこちらでもご披露。
下北沢での報告会で、災害時の高齢者福祉施設の避難の難しさを語ってくださった三瓶政美施設長や若い職員の方も花柳さんと一緒に踊ってくださり、皆さん楽しんでくださったようです。
中にはチンドンの音で古い記憶が呼び戻されたのか、嗚咽するお爺さんもいらっしゃいました。
今回こちらが最後の訪問地だったので、三瓶施設長さんらと少しお話できればとも思ったのですが、残念ながら皆さんご多忙でかないませんでした。